「 将来的に絶対なくならない仕事」
 介護の道を進んだのは、私が大学受験を控えていた頃に、福祉が学問分野として注目されていたというのもありますが、一番は仕事としての将来性を考えたことでした。
 ちょうどその頃は不景気による就職難が続いていて、リストラも多い時代でした。その状況で、将来的に絶対になくならない仕事というものを考えた時、高齢化社会を支える老人介護が浮かんだのです。それで東北文化学園大学で介護について専門的に学び、介護福祉士の資格を取得し、卒業しました。
「様々なキャリアアップの道」
 最初に勤めた施設では介護福祉士として介護の現場で働きました。3年ほど経って社会福祉士の資格を取得し、そのタイミングで現在の勤め先である「希望の杜」に異動し、生活相談員として2年半ほど働きました。その後「みはるの杜」という複合施設で相談員をして、そこでケアマネージャーの資格も取りました。
 そこからさらに小規模多機能型居宅介護「杜の家ふたば」でケアマネージャーと管理者として勤め、3~4年前にここの「希望の杜」に戻ってきました。つまり2~3年のサイクルで、清山会医療福祉グループの事業所を異動しているという形です。現在は、係長兼ケアマネージャーとして、入居している方とショートステイを利用される方、総勢80名ほどのケアプランを作っています。
「 それぞれの専門職の意見をまとめ、ケアプランを提案する総合コーディネーター」
 ケアマネージャーは利用者さんが自立した生活を過ごせるようにするためのケアプランを作成する仕事です。当施設では栄養士が立てるプランも一緒に作成しているので、1人につき3ヶ月に1回の割合でケアプランを立てています。そしてそのケアプランを立てる前に、該当する利用者さんのことを話し合うカンファレンスを行います。
 参加するのは施設の医師、看護師、理学療法士、栄養士、生活相談員と私。それぞれの専門的立場から当該利用者さんの近況や今後するべきことなどについて話し合われ、それを元に私がケアプランを作成するという流れです。この一連の仕事を80名分するので、ひと月に半分はカンファレンスをしている形となります。
 つまりケアマネージャーとは、それぞれの専門職の意見をとりまとめつつ、本人やご家族の意見や考えを含め、プランを構築していく総合コーディネーターのような役割です。
「 利用者さんが人生の主人公になれる手助けを...」
 今、私が力を入れているのは、介護する側が主導権を握るのではなく、利用者さんが主体になった介護をいかに行うかです。難しいことなのですが、本当にこれが利用者さんのしたいことなのか、振り返りながらやっていかないと、介護者主導の介護になってしまいます。
 そのため、「介護」という言葉ひとつとっても、介護する側が何かをしてあげるのではなく、利用者さんがしたいことを一緒にするという考え方にならないといけません。そうすることで、利用者さんが自分で決めて動き、生きるという自分の人生の主人公になれるのです。こうした介護ができるようになり、広がっていけば、高齢者だけでなく認知症の方や障がいをお持ちの方が、自分でしたいことを自由にできて、偏見を受けずに過ごせる社会になっていくと思います。
 大勢がよければよい社会ではなくて、障がいをお持ちの方なども安心して暮らせる社会。そこを目指しながら、ケアマネージャーの仕事をしていきたいと思っています。
 介護の道を進んだのは、私が大学受験を控えていた頃に、福祉が学問分野として注目されていたというのもありますが、一番は仕事としての将来性を考えたことでした。
 ちょうどその頃は不景気による就職難が続いていて、リストラも多い時代でした。その状況で、将来的に絶対になくならない仕事というものを考えた時、高齢化社会を支える老人介護が浮かんだのです。それで東北文化学園大学で介護について専門的に学び、介護福祉士の資格を取得し、卒業しました。
「様々なキャリアアップの道」
 最初に勤めた施設では介護福祉士として介護の現場で働きました。3年ほど経って社会福祉士の資格を取得し、そのたタイミングで現在の勤め先である「希望の杜」に異動し、生活相談員として2年半ほど働きました。その後「みはるの杜」という複合施設で相談員をして、そこでケアマネージャーの資格も取りました。
 そこからさらに小規模多機能型居宅介護「杜の家ふたば」でケアマネージャーと管理者として勤め、3~4年前にここの「希望の杜」に戻ってきました。つまり2~3年のサイクルで、清山会医療福祉グループの事業所を異動しているという形です。現在は、係長兼ケアマネージャーとして、入居している方とショートステイを利用される方、総勢80名ほどのケアプランを作っています。
「 それぞれの専門職の意見をまとめ、ケアプランを提案する総合コーディネーター」
 ケアマネージャーは利用者さんが自立した生活を過ごせるようにするためのケアプランを作成する仕事です。当施設では栄養士が立てるプランも一緒に作成しているので、1人につき3ヶ月に1回の割合でケアプランを立てています。そしてそのケアプランを立てる前に、該当する利用者さんのことを話し合うカンファレンスを行います。
 参加するのは施設の医師、看護師、理学療法士、栄養士、生活相談員と私。それぞれの専門的立場から当該利用者さんの近況や今後するべきことなどについて話し合われ、それを元に私がケアプランを作成するという流れです。この一連の仕事を80名分するので、ひと月に半分はカンファレンスをしている形となります。
 つまりケアマネージャーとは、それぞれの専門職の意見をとりまとめつつ、本人やご家族の意見や考えを含め、プランを構築していく総合コーディネーターのような役割です。
「 利用者さんが人生の主人公になれる手助けを...」
 今、私が力を入れているのは、介護する側が主導権を握るのではなく、利用者さんが主体になった介護をいかに行うかです。難しいことなのですが、本当にこれが利用者さんのしたいことなのか、振り返りながらやっていかないと、介護者主導の介護になってしまいます。
 そのため、「介護」という言葉ひとつとっても、介護する側が何かをしてあげるのではなく、利用者さんがしたいことを一緒にするという考え方にならないといけません。そうすることで、利用者さんが自分で決めて動き、生きるという自分の人生の主人公になれるのです。こうした介護ができるようになり、広がっていけば、高齢者だけでなく認知症の方や障がいをお持ちの方が、自分でしたいことを自由にできて、偏見を受けずに過ごせる社会になっていくと思います。
 大勢がよければよい社会ではなくて、障がいをお持ちの方なども安心して暮らせる社会。そこを目指しながら、ケアマネージャーの仕事をしていきたいと思っています。
「 将来的に絶対なくならない仕事」
 介護の道を進んだのは、私が大学受験を控えていた頃に、福祉が学問分野として注目されていたというのもありますが、一番は仕事としての将来性を考えたことでした。
 ちょうどその頃は不景気による就職難が続いていて、リストラも多い時代でした。その状況で、将来的に絶対になくならない仕事というものを考えた時、高齢化社会を支える老人介護が浮かんだのです。それで東北文化学園大学で介護について専門的に学び、介護福祉士の資格を取得し、卒業しました。
「様々なキャリアアップの道」
 最初に勤めた施設では介護福祉士として介護の現場で働きました。3年ほど経って社会福祉士の資格を取得し、そのタイミングで現在の勤め先である「希望の杜」に異動し、生活相談員として2年半ほど働きました。その後「みはるの杜」という複合施設で相談員をして、そこでケアマネージャーの資格も取りました。
 そこからさらに小規模多機能型居宅介護「杜の家ふたば」でケアマネージャーと管理者として勤め、3~4年前にここの「希望の杜」に戻ってきました。つまり2~3年のサイクルで、清山会医療福祉グループの事業所を異動しているという形です。現在は、係長兼ケアマネージャーとして、入居している方とショートステイを利用される方、総勢80名ほどのケアプランを作っています。
「 それぞれの専門職の意見をまとめ、ケアプランを提案する総合コーディネーター」
 ケアマネージャーは利用者さんが自立した生活を過ごせるようにするためのケアプランを作成する仕事です。当施設では栄養士が立てるプランも一緒に作成しているので、1人につき3ヶ月に1回の割合でケアプランを立てています。そしてそのケアプランを立てる前に、該当する利用者さんのことを話し合うカンファレンスを行います。
 参加するのは施設の医師、看護師、理学療法士、栄養士、生活相談員と私。それぞれの専門的立場から当該利用者さんの近況や今後するべきことなどについて話し合われ、それを元に私がケアプランを作成するという流れです。この一連の仕事を80名分するので、ひと月に半分はカンファレンスをしている形となります。
 つまりケアマネージャーとは、それぞれの専門職の意見をとりまとめつつ、本人やご家族の意見や考えを含め、プランを構築していく総合コーディネーターのような役割です。
「 利用者さんが人生の主人公になれる手助けを...」
 今、私が力を入れているのは、介護する側が主導権を握るのではなく、利用者さんが主体になった介護をいかに行うかです。難しいことなのですが、本当にこれが利用者さんのしたいことなのか、振り返りながらやっていかないと、介護者主導の介護になってしまいます。
 そのため、「介護」という言葉ひとつとっても、介護する側が何かをしてあげるのではなく、利用者さんがしたいことを一緒にするという考え方にならないといけません。そうすることで、利用者さんが自分で決めて動き、生きるという自分の人生の主人公になれるのです。こうした介護ができるようになり、広がっていけば、高齢者だけでなく認知症の方や障がいをお持ちの方が、自分でしたいことを自由にできて、偏見を受けずに過ごせる社会になっていくと思います。
 大勢がよければよい社会ではなくて、障がいをお持ちの方なども安心して暮らせる社会。そこを目指しながら、ケアマネージャーの仕事をしていきたいと思っています。
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